【日本独自】補助学習

このページでは、認定研修を受講いただいた皆さまに向けた復習・追加学習用コンテンツをまとめています。

認定試験での翻訳語対策

ここでは、認定試験を自動翻訳で受験いただく方々向けに、アジャイルのカタで出てくる用語集としてまとめておきます。これらがお使いのブラウザの自動翻訳でどのように翻訳されるのかを事前に知ることで、試験対策の補助としてご活用ください。

※ 今までのフィードバックならびに翻訳書籍に応じて、訳語を変更している部分があります。詳細についても下記表をご覧ください。

英語

日本語訳

kata

カタ

Agile Kata

アジャイルのカタ

Improvement Kata

改善のカタ

Coaching Kata

コーチングのカタ

four-step

4ステップ

Understand the Direction or Challenge

ありたい姿やチャレンジを捉える

Grasp the Current Condition

現在の状態を把握する

Establish the Next Target Condition

次の目標となる状態を設定する

Experimenting

実験すること

Experiment

実験

PDSA

PDSA

Plan-Do-Study-Adjust
Plan-Do-Study-Act

計画-実行-学習-調整
計画-実行-学習-改善

current condition
current state

現在の状態

desired condition
desired state

望ましい状態

target condition

目標となる状態

obstacle

障害

Storyboard

ストーリーボード

scientific thinking

科学的思考

Agile Coach

アジャイルコーチ

Agile Kata Coach

アジャイルのカタのコーチ

coaching cycle

コーチングサイクル

Kaizen

カイゼン

Iteration

イテレーション

Retrospective

レトロスペクティブ

Framework

フレームワーク

Agile Transformation

アジャイル変革
アジャイルトランスフォーメーション

Agile Manifesto

アジャイルマニフェスト

pattern

パターン

mindset

マインドセット

baseline

ベースライン

measures

計測指標
指標

metrics

評価指標
指標
メトリクス

long-term vision

長期的なビジョン

agility

アジリティ

achieve-by date

到達予定日

time-window

時間枠

timebox
time-box

タイムボックス

evidence

エビデンス
事実
根拠

cross-functional team

職能横断的なチーム

アジャイルのカタ 概説

なぜ、「改善のカタ」がアジャイルにとっての「カタ」になり得るのか

アジャイルの傘に対するアジャイルのカタの位置付け(概念)

アジャイルとは、「ある目標に向け、仮説を実装し、顧客からのフィードバックを得ることで変化に対応する」ことです。これは、スクラムにおいても同様の考え方を持っています。


1. プロダクトオーナーは、複雑な問題に対応するための作業をプロダクトバックログに並べる。
2. スクラムチームは、スプリントで選択した作業を価値のインクリメントに変える。
3. スクラムチームとステークホルダーは、結果を検査して、次のスプリントに向けて調整する。
4. 繰り返す。

スクラムガイド 2020年版

ここで触れている (1) とは、ある目標(プロダクトゴール)に向けた仮説(プロダクトバックログにあるアイテム)であり、(2) は、スプリントゴール(より近位の目標)であり仮説を実装することであり、(3) は仮説を検証し、プロダクトもプロセスも適応させることです。(4)はそれを繰り返すといっています。

このことは、「スクラム:リスクを軽減し早期に価値を提供するフレームワーク」というスクラムガイドを一段階具体かしたホワイトペーパーにおいても図解しています:

引用: スクラム:リスクを軽減し早期に価値を提供するフレームワーク

この一連の捉え方は、「エビデンスベースドマネジメント」でも共通であり、また他のアジャイルフレームワークでも同様のことを言っています。言い換えれば、アジャイルマニフェストの背後にある12の原則で指している状態・振る舞いを満たしている状態を濃縮し、シンプルにしたものが上図のようになるとも言えます。

重要な要素を抽出すると以下のようになるでしょう。

  • 目標(方向性)があること
  • 仮説を立てること
  • 仮説を検証するために実験を行うこと
  • 目標(方向性)に対してフィードバックを得ること
  • これらから学び、検査し適応させること

ここで、「改善のカタ」です。

  1. ありたい姿やチャレンジを捉える
  2. 現在の状態を把握する
  3. 次の目標となる状態を設定する
  4. 目標となる状態に向かって実験する

これは、より抽象度を上げることでシンプルに、より複雑な問題に対して柔軟に適用できるようにしたものだと言えます。したがって、アジャイルのカタにおける「改善のカタ」を身につけることがフレームワークなどの「形式」からのアプローチではなく、「習慣」からのアプローチである所以です。

「アジャイルになる」には、時間をかける必要がどうしてもでてきます。それが従来の慣習・成功体験があれば尚更です。したがって、アジャイルのカタによる「習慣にする」チカラを使うのが効果的です。「スクラムはイベントが多すぎる」、「スクラムマスターを置けない」など、フレームワークの本質ではなく、「形式」にばかり目がいってしまいがち(「ゾンビスクラム」や「メカニカルスクラム」)で、従来との軋轢を産んでしまう場合にハードルを下げざるを得ないこともあります。フレームワークより最小限でありかつ、アジャイルの振る舞いと状態を築くことができるのが「アジャイルのカタ」です。

アジャイルのカタを身につけることで自然とアジャイルな振る舞いになっていくとも言えます。ただそれだけでは十分に特定の問題に効果的であるかが疑問なのはよくわかります。そこで、12の原則や場合によってはスクラム、XP、個々のアジャイルプラクティスを適用することを次の目標となる状態や、実験として取り入れるなどをすることでよりアジャイル度合いを加速させていくことができ、「科学的思考」のレンズを通してみることができれば、効果をも検証可能となります。

最終更新日: 2026年7月15日 Agile Kata Professional® は Agile Kata Pro LLC の登録商標です。